カツカレー指数とは
経済学では、異なる国々の購買力を比較するために、共通の商品やサービスの価格を分析する手法が用いられます。これまで、マクドナルドのビッグマックの価格を比較する「ビッグマック指数」が広く知られてきましたが、新たな指標として「カツカレー指数」が提案されています。
なぜカツカレーなのか?
ある銀行のストラテジストは、日本の国民食の一つであるカツカレーの価格を国際的に比較することで、現在の円の購買力、ひいてはその弱さをより正確に把握できると提唱しています。ハンバーガーのようなグローバルな商品とは異なり、カツカレーは日本独自の食文化に根ざしており、その価格変動が日本の経済状況と消費者の実感により密接に関連している可能性があるとされています。
円安の実感
長引く円安は、輸入物価の高騰を通じて日本国内の物価上昇に繋がっています。しかし、その影響が個々の消費者にどのように感じられているかは、統計上の数字だけでは捉えにくい側面があります。カツカレーのような身近な商品の価格を国際的に比較することで、海外と比べて日本がいかに「割安」になっているか、あるいは円の購買力がどれほど低下しているかを、より直感的に理解できるという狙いがあります。
カツカレー指数は、単なる経済指標ではなく、日本の日常生活における円の価値の変化を浮き彫りにする試みと言えるでしょう。